概要:
パスワードなしでのiPhoneリセットには、3つの方法が活用可能です。主に、iTunes、iCloud、その他の専用ソフトを使って、iPhoneパスワードを消去するか、iPhoneデータを削除する方法を使用します。
iPhoneのパスワードを忘れた場合、何度も間違ったパスワードを入力して、iPhoneがロックされ使用できなくなってしまうことがあります。
上記のようなトラブルに遭ったら、パスワードを使わずにiPhoneをリセットすることで問題を解決できます。端末をリセットすると、パスワードを含むすべてのデータや設定が消去されるので、端末ロックが解除されます。
iPhone、iPad、iPod Touchをパスワードなしで工場出荷状態にリセットする操作は、主に、パスワードを紛失した場合や、端末を売りたい場合、また、画面が真っ暗になってしまったなどの端末の不具合を直すために行われることが多いです。
いずれの理由でも、パスワードを使わずに工場出荷状態にリセットしたい場合は、今回紹介する3つの方法が参考になります。
実際のリセット操作を始める前に、以下の注意点に目を通しておいてください。
工場出荷状態にリセットした後に、端末を再使用する場合は、Apple IDとパスワードが必要です。iPhoneをリセットすると、画面ロックは消去されるものの、Apple IDやiCloudのパスワードは消去されません。そのため、iCloudの情報は、端末を再設定する時やiCloud/iTunesバックアップから復元する場合に必要になりますので、覚えておきましょう。
iPhoneパスワードを忘れる前に、iPhoneをバックアップしたことがない場合、リセット後にデータを修復することができないので、気を付けてください。
上記の点を確認したら、以下の3つのリセット方法を参考にして、パスワードを使わずにiPhoneをリセットしてみてください。また、パスワードなしでのiPhone6での工場出荷状態リセットは、SiriでiPhoneパスワードをバイパスすることで行えます。
Apple製品以外のiOS専用ロック解除ツール―EaseUS MobiUnlockなどを使用して、iPhoneロックを解除することができます。このようなソフトは、iPhoneのパスワードを忘れてしまった場合や、パスワードを端末から消去したい場合に便利です。EaseUS MobiUnlockを使うと、端末データを全て消去してくれるので、簡単に端末をリセットすることが可能です。データ損失が心配な場合は、リセット操作を行う前に、iPhoneバックアップを忘れずに行ってください。それでは、以下の操作手順を参考にパスワードを使わずにiPhoneリセットしてみましょう。
ステップ1.EaseUS MobiUnlockを起動し、iPhoneをコンピュータに接続、「スタート」をクリックする。
ステップ2.接続された「端末のモデル」を確認し、「ファームウェアをダウンロード」をクリックし、端末の最新のファームウェアをダウンロードする。ファームウェアがダウンロードされたら、パッケージを選択する。
ステップ3.選択したファームウェアがダウンロードされたら、「フォームウェアを認証」をクリックして、プロセスを完了する。
ステップ4.認証が完了したら、「ロック解除」ボタンをクリックする。続いて開くウィンドウで、表示された情報を入力し、再度「ロック解除」ボタンをクリックすることで、iPhoneの初期化プロセスが始まります。(パスワードによってiPhoneをロックされていても、初期化も行えます。)
ステップ5.処理が完了するのを待つ。iPhone端末が初期化され、パスワードも消去されます。
iTunesは終了しているものの、以前のようにこのソフトを使用することはできます。パスワードを使わずに、iPhoneをリセットしたい場合、端末をリカバリーモードにしてiTunesに接続するとリセット操作を行えます。リカバリーモードとは、iOSオペレーティングシステムを復元するための手法です。iTunesでiPhoneをリセットする時は、最新版のiTunesをダウンロードし、最新版のiOSがiPhone端末に再インストールしておきます。
iTunesを使って、パスワードなしでiPhoneをリセットするには:
1.コンピュータに最新版のiTunesをインストールする。
2.iPhoneをリカバリーモードにする。
3.iPhoneを復元する。
iPhoneをコンピュータに接続すると、iTunes上で「アップデートまたは復元を必要としているiPhone“(iPhone名)“に問題があります。」というウィンドウがポップアップする。この画面上で、「復元」を選択して、パスワードを使わずにiPhoneをリセットする。
4.iPhoneをセットアップする。
復元プロセスが完了するのを待つ。その後、iPhoneでガイドに従って、端末を再度セットアップか、バックアップデータから復元する。
端末で「iPhoneを探す」機能がオンの場合、icloud.comを通して端末をリセットして、データを消去することもできます。
1.icloud.comを開き、リセットしたい端末で使用していたApple IDとパスワードでサインインする。
2.ログインしたら「iPhoneを探す」欄を開く。
3.「すべてのデバイス」から工場出荷状態にリセットしたいiPhoneを選択する。
4.「iPhoneを消去」を選び、iPhoneをパスワードなしでリセットする。
上記と似たトラブルで、Apple IDパスワード(またはiCloudパスワード)なしでiPhoneをリセットするにはどうしたらいいか、という問題に遭遇される方もいらっしゃると思います。ご使用のiPhoneでiCloudにサインインしたことがあるけど、Apple IDパスワードを忘れてしまった場合は、以下のステップでパスワードなしでも簡単に端末をリセットすることができます。
1.「設定」アプリを開く。
2.「一般」>「リセット」をタップ。
3.「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択。
4.iPhoneの画面ロックパスワードを入力し、「iPhoneを消去」する。
ちなみに、この方法は、iCloudにサインインしており、iPhoneを探す機能が無効である場合にのみ、機能する対処法になります。
iPhoneをパスワードなしで工場出荷状態にリセットするには、いくつかの方法がありますが、注意しなければならないこともあります:
リセットした後に、端末を再使用したい場合、Apple IDとパスワードを覚えておかなければなりません。
また、今までにバックアップをしたことがない場合は、リセットするとともに端末データもすべて消去されてデータ修復できなくなってしまいます。
パスワードなしでもロックを解除する方法はありますが、パスワードを紛失しないことが1番です。パスワードを設定したら、どこかいつでもアクセス可能な場所にメモしておきましょう。そうすれば、iPhone/iPad/iPod Touchを消去してパスワードをリセットしたり、データ損失してしまうこともありません。