iPhoneへのVCFファイルの取り込み方法｜iPhone 16対応

VCFファイルとは？

Wikipediaによると、「vCard（ブイカード）、別名VCFは、電子名刺のためのファイル形式の標準です」と説明されています。
簡単に言えば、vCardは .vcf という拡張子のファイルに保存され、連絡先を共有するために、さまざまなメールソフトで広く使われています。

そのため、GmailやOutlookなどのメールサービスからiPhoneやiPodに連絡先を移したい場合は、まずGmailやOutlookから連絡先をVCF形式でエクスポートし、それをiPhoneに読み込むことで対応できます。

多くのメールソフトでは、「vCardを書き出す（エクスポート）」というオプションがあり、それほど難しい操作ではありません。
ただし、VCFファイルをiPhoneに取り込む（インポートする）ための直接的な方法はiPhone側に用意されていないため、どうすればいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。

でも心配しないでください。これからご紹介する記事では、VCFファイルをiPhoneに取り込むための、簡単で信頼できる方法をわかりやすくご紹介します。

方法1.iPhone転送ソフトを使ってvCard（VCF）をiPhoneに取り込む

VCFファイル（またはCSVファイル）をiPhoneに取り込みたい場合は、iOSデータ転送ツール「EaseUS MobiMover」を使うことがおすすめです。この多機能なiOSコンテンツ管理ツールを使えば、以下のことが可能です：

• VCFファイルやCSVファイルをiPhoneに取り込む
• iPhoneの連絡先をHTML、CSV、またはvCard形式でエクスポート（書き出し）できる
• iPhone / iPad / iPod とパソコンの間でデータを転送できる
• iTunesを使わずに、iPhoneからMacへファイルを転送できる

このように、VCFファイルをiPhoneに取り込むだけでなく、さまざまなデータ転送の場面で役立つ便利なツールです。

VCFをiPhoneに取り込む手順は次の通りです：

ステップ1. iPhoneをパソコンに接続して、EaseUS MobiMoverを立ち上げます。それから、左側のメニューで「PC To フォン」をクリックして、ファイルを選択し始めます。

ステップ2. iOS端末まで移行したいデータを選択してください。

ステップ3. ファイルを確認した上、転送 をクリックすることで、iOSデバイスまでのデータ移行を開始します。

EaseUS MobiMoverは、iOSデータ転送ツールであるだけでなく、iOSのデータ管理ツールとしても活用できます。以下のような操作が可能です：

• 不要なデータをワンクリックで削除
• 新しいiPhoneに着信音を追加
• PDF形式の書籍をエクスポート
• PCから新しい連絡先をiPhoneに作成

これらの機能を使えば、iPhone内のデータを整理しやすくなり、目的のファイルも簡単に見つけられるようになります。

方法2.メールでiPhoneにVCFをインポートする

VCFファイルをiPhoneに取り込む便利な方法のひとつとして、メールを使う方法があります。VCFファイルをメールに添付して、自分のiPhoneに送信することで、iPhone上のメールアプリから直接連絡先を読み込むことができます。

以下は、メールを使ってVCFファイルをiPhoneに取り込む手順です：

ステップ1：新しいメールを作成し、VCFファイルを添付して自分のiPhone宛てに送信します。

ステップ2：iPhoneのメールアプリでメールを開き、添付されたVCFファイルをタップします。

ステップ3：「共有」＞「その他」＞「連絡先」の順にタップします。

ステップ4：「新規連絡先を作成」をタップすると、VCFファイルの連絡先情報がiPhoneに追加されます。

この方法なら、パソコンがなくても簡単に連絡先をiPhoneに取り込むことができます。

方法3.iCloudを使ってVCFファイルをiPhoneに取り込む

Gmail、Outlook、YahooなどのメールサービスからiPhoneに連絡先を取り込む際によく使われる方法が、iCloudを利用する方法です。

ご存じのように、iCloudを使えばvCard（VCFファイル）をクラウドに取り込んで、同じiCloudアカウントを使っているすべてのデバイスに連絡先を同期することができます。したがって、このiCloudの機能を使えば、vCard形式の連絡先をiPhoneにも簡単に取り込むことができます。

（ちなみに、iCloudはiPhoneの連絡先をGmailにエクスポートすることも可能です。）

iCloudを使ってiPhoneに連絡先を取り込む手順は以下の通りです：

ステップ1：パソコンでブラウザを開き、iCloud.comにアクセスします。

ステップ2：iPhoneで使っているApple IDでサインインし、「連絡先」を選びます。

ステップ3：左下の歯車マークをクリックし、「vCardを読み込む」を選択します。

ステップ4：取り込みたいVCFファイルを選んで、iCloudにアップロードします。

ステップ5：iPhoneで「設定」＞ [自分の名前] ＞「iCloud」の順に進み、「連絡先」をオンにします。

ステップ6：同期が完了したら、「連絡先」アプリを開いて、VCFファイルからインポートされた連絡先が反映されているか確認しましょう。

クラウドベースのサービスを利用するには、十分なストレージと安定したネットワーク接続が利用可能であることを確認する必要があります。

方法4.Outlookを使ってVCF形式の連絡先をiPhoneに取り込む

メールと同じように、Outlookを使ってVCFファイルをiPhoneに同期させることもできます。手順はとても簡単です。以下のステップに従ってください。

ステップ1：パソコンでoutlook.comにアクセスし、自分のOutlookアカウントにサインインします。

ステップ2：新しいOutlookメールを作成し、VCFファイルを添付します。

ステップ3：そのメールを自分のOutlookアカウント宛てに送信し、iPhoneのOutlookアプリで受信します。

ステップ4：iPhoneでメールを開き、添付されたVCFファイルを保存・開いて、連絡先を取り込みます。

よくある質問

1.VCFファイルの作成方法は？

iPhone上で直接VCFファイルを作成する方法はありませんが、iCloudやEaseUS MobiMoverなどのツールを使って連絡先をエクスポートすることで、同じことができます。詳しい手順については、「iPhoneの連絡先をExcelやCSVにエクスポートする方法」というガイドをご覧ください。

2.VCFファイルのバージョンを2.1から3.1に変更するには？

VCFファイルのバージョンを2.1から3.1に変更したい場合は、まずPCまたはMacにファイルを転送し、Windowsなら「メモ帳」などのテキストエディタで開いて、ファイル内のバージョン情報を手動で「3.0」に書き換えるのが最も簡単な方法です。

3.VCFファイルが開けないのはなぜですか？

VCFファイルが開けない原因として、主に2つの理由が考えられます。

• 1つ目の理由は、VCFファイルのバージョンが古いことです。現在、iCloudが対応しているvCard（VCFファイル）のバージョンは「3.0」および「4.0」のみです。
• 2つ目の理由は、VCFファイルに「FN（フルネーム）」や「N（名前）」という属性が含まれていない可能性があることです。

この問題を解決するには、以下の手順を行ってください：

• パソコンで、VCFファイルが保存されているフォルダを開きます。
• 該当するVCFファイルを右クリックし、「プログラムから開く」＞「メモ帳（Notepad）」を選択します。
• ファイル内にある「Version:」という項目を探し、現在のバージョンを確認します。
• バージョンを「3.0」に手動で変更します。また、「FN」と「N」という属性がファイル内に含まれているかどうかも確認してください。もし両方とも存在する場合は、そのままで問題ありません。存在しない場合は、必要に応じて追加修正してください。

そうでない場合は、同じコーディング部分にFN:とN:を入力し、Ctrl + Sを押してメモ帳を保存する必要があります。

まとめ

ご覧の通り、各方法にはそれぞれの利点があります。上記で紹介したいずれかの方法を使えば、VCFファイルを確実にiPhoneに取り込むことができます。

もしCSVファイルをiPhoneに取り込みたい場合は、EaseUS MobiMoverを使うのがおすすめです。

また、VCFファイルの取り込み中に何か問題が発生した場合は、よくある質問（FAQ）に記載されている解決策がきっと役立つでしょう。

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